とんかつにキャベツがついているのはなぜ?そのきっかけは?
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とんかつにキャベツが添えられているのは定番中の定番ですが、なぜキャベツなのでしょうか?
他にも野菜はいろいろとあるんだから、キャベツじゃなくてもよさそうなのに不思議ですね。
そこで、とんかつにキャベツがついている理由やキャベツが添えられたきっかけについてご紹介します。
また、とんかつ屋さんのふわふわな千切りキャベツの作り方も参考にしてくださいね。
とんかつにキャベツがついている理由
とんかつにキャベツがついているのにはちゃんとした理由があるのです。
とんかつは油で揚げているので、どうしても胃に負担がかかってしまいます。
それを解消してくれるのがキャベツなのです。
キャベツには「ビタミンU」という栄養成分が含まれています。
ビタミンUは胃腸の粘膜を整えて消化を助けてくれる胃もたれ防止効果や過剰な胃酸の分泌を抑えてくれる効果があります。
ビタミンUはキャベツから発見されたため、別名「キャベジン」とも呼ばれています。
胃腸薬としても利用されているので聞いたことがある人も多いと思います。
ビタミンUは水に溶けやすく熱に弱いため、生でそのまま食べたほうが栄養をより効果的に摂取することができます。
ですので、油っこいとんかつと一緒に食べると胃もたれを防止することができ、キャベツの食物繊維が油の吸収を抑えてくれるんですよ。
とんかつにキャベツがついたきっかけは?
そもそもとんかつにキャベツがついたきっかけは日本で初めてとんかつを提供したお店「煉瓦亭」の「元祖ポークカツレツ」にあります。
最初はブイヨンスープで煮込んだぶつ切りキャベツを添えていたそうなのですが、日露戦争により従業員の人手不足から生のぶつ切りキャベツを出すことにしました。
しかし、お客さんからぶつ切りキャベツはおいしくないと言われ、千切りにして出したところ「おいしい!」と評判がよかったのだそう。
千切りキャベツのほうが食べやすいし、ソースともよく馴染むのでおいしいですよね。
とんかつ屋のキャベツはなぜ美味しいのか?
とんかつ屋のキャベツって細くてふわふわしておいしいですよね。
ところが私が家で千切りをすると、太さはバラバラで食感が硬くてあまりおいしくないんですよね。
だからお店の千切りキャベツは好きだけど、自分で作った千切りは好きじゃないです…。
こんな人のために少しでもお店の千切りに近づけるコツがあるのでご紹介しますね。
【おいしい千切りのやり方】
①キャベツの葉を1枚はがしたら太い軸の部分を切り落とします。
②葉を半分に切り、繊維の向きを合わせて重ねます。
③重ねた葉を繊維が横になるようにくるくると巻き、繊維に沿って千切りにします。
繊維に沿って切るのがポイントです。
まとめて何枚も重ねて切ろうとすると太さがバラバラになるので、面倒でも少量ずつ切った方が細い千切りができます。
また、千切りにしたキャベツを数分氷水に浸けるとシャキっとしておいしくなりますよ。
とんかつでキャベツの代わりになるものは?
キャベツの千切りが胃の負担を減らし、口の中をさっぱりしてくれるとしても毎回だと飽きてしまいますよね。
そこでキャベツ以外にとんかつの付け合わせになり、さっぱりとする食材を見ていきましょう。
【水菜】
シャキシャキとした水菜はさっぱりしていてサラダに向いてますよね。
キャベツのように千切りする手間もなく簡単に切ることができます。
・水菜、千切りした人参、コーンのカラフルサラダ
・水菜、ごま油、ツナ缶のやみつきサラダ
・水菜とひじきの胡麻ドレッシングあえ
・茹でた水菜でおひたし
【もやし】
もやしはカットする必要がなく袋を開けてすぐに使え、さらに値段が安いので家計も助かる食材ですよね。
加熱するときは鍋で茹でなくても、電子レンジでできるので調理が簡単です。
・もやしのナムル
・もやし、ハム、きゅうりの中華ドレッシングあえ
・もやしとしめじのカレーマヨサラダ
・もやしと切干大根のサラダ
【海藻】
海藻もさっぱりと食べられてヘルシーですし、副菜として箸休めにいいですよね。
・海藻ときゅうりの酢の物
・海藻と豆腐のサラダ
・海藻ともやしのナムル
・ひじきの煮物
この他にもほうれん草や小松菜、ブロッコリー、ピーマン、きゅうりなど付け合わせに向いている野菜はたくさんあります。
調味料やドレッシングによって味付けも変化するので、いろいろな組み合わせで試してみてくださいね。
子どもが喜びそうな付け合わせは、マカロニサラダやポテトサラダ、卵サラダ、コールスローなど、さっぱりとはしてませんがテンションが上がるサラダですよね。
まとめ
とんかつにキャベツが添えられているのは、キャベツによって油っぽさを解消し、胃もたれを予防する効果があるんですね。
キャベツをよく噛んでたくさん食べれば、とんかつの食べ過ぎを防ぐことができるので健康にもよさそうですね。