柏餅の味噌あんはどの地域で食べられている?どんな味なの?
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端午の節句に食べる柏餅ですが、つぶあん・こしあん以外に味噌あんがあるそうなんです。
私が住んでいる地域では味噌あんの柏餅は見たことがないのですが、どの辺の地域で食べられているのでしょうか?
味噌あんの発祥地やどんな味なのかについてご紹介します。
柏餅の味噌あんはどこの地域で食べられてる?
柏餅の味噌あんは東京や京都では普通に販売されていて、よく食べられているようです。
東京や京都以外にも次の地域ではよく販売されています。
・北海道
・東北(青森・秋田・宮城)
・関東(神奈川・千葉・埼玉)
・中部(長野・静岡)
ただ、地域によってはそれほどメジャーではないので知っている人もいれば知らない人もいる、和菓子屋さんにはあるけどスーパーでは販売していないなどの差があります。
中国地方や四国、九州ではめったに味噌あんの柏餅を見かけることはないようです。
柏餅の味噌あんの発祥地は?
柏餅の味噌あんは江戸で生まれました。
そもそも端午の節句に柏餅を用意するのが習慣化したのは江戸の武家社会からと言われていて、江戸から各地に広がっていったそうです。
江戸時代にはこしあんやつぶあんの柏餅はなく、味噌あんか塩あんが主流でした。
その後明治以降につぶあんやこしあんが食べられるようになってきました。
柏餅の味噌あんは端午の節句の時期にしか販売していないお店もありますが、それは季節に食べる行事菓子として昔から親しまれてきているからかもしれませんね。
柏餅の味噌あんはどんな味?
味噌あんは白味噌と白こしあんを混ぜて、練り上げて作っています。
味噌の旨味と塩気、あんの甘さとまろやかさが合わさると、ベストなバランスで優しい味わいなんですよ。
小豆あんより甘くないので甘いのが苦手な人にはあっさりと食べられるので人気があります。
味噌の食文化が根付いている地域では味噌のまんじゅうや餅、蒸しパンなどがあり、味噌あんが当たり前というところもあるようですね。
柏餅の味噌あんの作り方
味噌あんは自宅でも簡単につくれるので、レシピをご紹介します。
【材料】
・白味噌20g
・白あん100g
・砂糖 適量
【作り方】
①ボールに白味噌と白あんを入れてよく混ぜます。
②あんが緩いときはラップをして電子レンジで加熱して、味噌の水分を飛ばします。
③よく混ぜます。あんの固さを見ながら、数回繰り返します。
④ちょうどよい固さになったら完成です。
砂糖は入れなくてもよいですが、お好みで甘さを調整してください。
砂糖を入れないとあんが固くて混ざりにくい場合があるので、そのときはお湯を足してみてください。
白味噌は甘めのタイプが向いていて、京都の西京味噌がおすすめですよ。
味噌あんの和菓子は「花びら餅」もある
味噌あんの和菓子は柏餅以外にも「花びら餅」があります。
花びら餅は京都でお正月にいただく和菓子で、白味噌あんとごぼう、ピンク色のお餅を求肥でくるんだものです。
その起源は平安時代。
宮中では固いものを食べて長寿を願う「歯固めの儀式」がありました。
歯固めの儀式では丸くて平らな白餅の上に菱形の餅を重ね、そこに押し鮎などをのせて食べていました。
それがいつしか変化し、味噌や押し鮎を餅で包んだ雑煮となり、さらに和菓子として変化してごぼうが押し鮎の代わりとなり、白味噌あんと餅を雑煮に見立てるようになりました。
花びら餅は新年のお茶会(初釜)でいただく有名な和菓子で、茶道の普及とともに全国で販売されるようになりました。
季節限定なので販売期間は12月下旬~1月上旬ぐらいまでになります。
柏餅と同じく季節の行事で食べられている伝統的な和菓子なのです。
まとめ
柏餅の味噌あんは地域によっては一般的で、つぶあんやこしあんよりも好きという人もいます。
今まで食べたことがないという人も、近所のお店の柏餅をよく見てみると味噌あんが売られているかもしれませんね。
自分好みのものはどれか、ぜひ食べ比べてみてください。